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執筆者の写真ケイロン・イニシアチブ

【活用報告】Cheiron-GIFTS 2023 第3位 

更新日:7月16日

言語ネットワークを専門とする研究者に帯同し、主夫として小学生の子供3人と過ごす消化器内科医のキャリア継続支援と子供達の教育支援


                   菅野 彩(代表者・研究者)

【Cheiron-GIFTS助成後の活動】

助成金のおかげで、夫の米国消化器関連学会参加と子供達のサマースクール参加が可能となりました。国際学会の雰囲気を肌で感じつつ最新知見を得られただけでなく、待機中に美術館で有名絵画の写生ができたりと、夫のみならず家族全員にとっても有益な時間でした。サマースクールでは、日本人ゼロの英語を使わざるを得ない環境で皆逞しく成長し、驚いたことに引っ込み思案な長男が米国人の子と仲良くなり、後日家族ぐるみで遊ぶ機会も得て、学校だけでは繋がりきれない人脈が拡がりました。


私の夢に付き合う形で、自分のキャリア変更を厭わず帯同を選択してくれた夫には感謝してもしきれません。漠然とした不安の中で模索し、医師としての経験を必要としてくれる場に出会えたことで、夫は帰国後を見据えた目標を持つことができています。子供達も各自の居場所を確立し、蛍狩りや湖上スケートなど米国ならではの稀有な経験を楽しみ、学校行事では日本語/英語で堂々とスピーチする姿を見せるまでになりました。



女性、子供3人、アラフォー。加えてコロナ禍になり、留学は無理と諦めかけましたが、念ずれば通ず、一縷の望みをかけて打診し道が開けました。受入先及び所属大学の両教授とも、色眼鏡をかけずに快諾して下さり、規定観念からガラスの天井を作っていたのは自分だと気づかされました。

生活の激変を伴う留学は、己一人の力では成し得ません。縁、時機、経済力、全てが揃って初めて実現に至ります。急速な円安が進む中で本助成金制度と出会い、家族各々が必要とする体験機会を後押し頂けたこと、大変幸甚に存じます。

今後もCheiron-GIFTSの支援制度が継続されることを切に願い、これから留学を考えている皆さんには、たとえ不利な条件が重なっていたとしても、諦めずに挑戦してもらえたらと思います。この度は貴重なご支援を賜り、誠にありがとうございました。










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