がん幹細胞・代謝を専門とする研究者に帯同する耳鼻咽喉科医の妻の海外での研究キャリアの開始と、それに伴う子どもの保育支援
板倉志織(代表者)、板倉弘明(研究者)
私は研究留学を通じてキャリアアップを目指す主人の志に共感し、耳鼻咽喉科医としてのキャリアを中断して1歳半の娘と渡英しました。また、現在第2子妊娠中で、現地で出産を予定しております。私のキャリア中断を夫は気にかけており、私自身も妊娠出産を機にキャリアについて考える機会が増えました。
そこで、現地でキャリア継続を模索したところ、主人の職場で採用してもらえる話を頂きました。このためには子供の保育が必要で、保育料の問題があります。しかし、現地の子供と触れ合う機会は娘にとっても大きなメリットで、異国という新しい環境の中で、私や子供たちにも新しい刺激を受け成長するチャンスが広がっています。主人と私のキャリアだけでなく、子供にも多様な価値観を受け入れて成長して欲しいと考えており、家族全員がそれぞれ刺激を受けて揃って成長できる家族が利用的と考えています。本助成金は保育料の経済的問題の解決に充てたいと考えています。
この度はCheiron-GIFTSに採択していただき、大変光栄に思います。家族を含む問題を解決するための助成金は他にはなく、研究者の家族を含めて支援するという趣旨に感銘を受け、また深く感謝しております。今後も是非とも継続していただきたいと考えております。
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