息子と二人で留学する妻が研究時間を創出するための、スクールプログラム受講等の費用調達
百瀬莉恵子
【Cheiron-GIFTS助成後の活動】
申請者の留学は、円安が急激に進んだ時期に始まりました。そのような先が見えない状況の中で本助成金制度に採択いただいたことは、息子と2人での海外生活にの希望となりました。いただいた助成金は、子どものアフタースクールやサマースクールとったスクールプログラムの参加費用として活用しました。全く英語が話せない状況で渡米してきた息子は、日々の学校やスクールプログラムの参加を通して英語を上達させ、今では「相棒」と呼ぶ友達もできました。また、アメリカの文化や歴史にも大きな関心を示し、積極的に学んでいます。一方申請者は、息子がスクールプログラムに参加している間に研究を推進できたため、留学先であるCarnegie Observatoriesにて新しい共同研究プロジェクトを立ち上げることができました。また、CarnegieObservatoriesが提供する人材育成プログラムやアウトリーチ活動にも参加することができました。特に今年の夏は、インターンの学部生の研究指導も行っており、研究活動だけではなく教育経験を積む機会も得ています。
【謝辞と今後の豊富】
この度、多くの応募者の中から本助成に採択いただいたことを心より感謝いたします。この家族支援制度のおかげで、申請者も息子も、自身の成長につながる多くの機会を得ることができました。今後は留学で得た多くの経験を活かし、後に続く研究者の挑戦に少しでも貢献できればと思います。
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