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執筆者の写真ケイロン・イニシアチブ

【活用報告】Cheiron-GIFTS 2022 第1位

更新日:7月12日

事実婚のためビザが取得できない現状に対して、語学学校へ通うことで学生ビザの取得による同居生活へのサポート


早瀬直樹

Cheiron-GIFTS2022助成金交付を受けるにあたり、次のような活用を考えます。まず、本助成金により、妻がアメリカの語学学校に通うことで学生ビザを取得したいと思います。また、本助成金で保険料を納めることで医療保険に加入し、アメリカでの病気や事故、出産などにかかる治療費への不安を払拭したいと思います。


私と妻はお互いのアイデンティティを尊重し、日本の法律のもとで事実婚を選択しています。しかし、事実婚の場合、妻がJ2ビザをとれないため、アメリカで長期にわたり同居生活するためのビザ、手段の選択に苦慮していました。そのような中、 Cheiron-GIFTS2022に選抜頂き、本助成金を入学資金にあてることで、妻がアメリカの語学学校に通えることになり、学生ビザの取得、長期滞在が可能となりました。心より御礼申し上げます。


一方、種々の法的事情から、J2ビザへの変更、NIHの医療保険でのカバーはかないませんでしたが、結果、事実婚の場合、海外でどのような制約が発生するか明確になりました。


とはいえ、今回の私たちのように、本助成金を学費にあてて、学生ビザを取得することは事実婚のパートナーとの海外長期滞在を実現させる一つの手段になりうると考えられます。この活用報告を通して、日本での結婚形態に関わらず、長期にわたりアメリカで夫婦生活を楽しむことは可能であるとのメッセージが発信できれば幸いです。

この度はCheiron-GIFTS2022による助成を賜り、深く感謝いたします。Cheiron-GIFTSが同じような境遇で留学生活に苦慮されている方々をつなぐプラットホームとなり、問題解決と精神的な支えになること、更にこれから留学を控え、同様な問題に直面し悩まれているご夫婦の助けになることを期待します。









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