研究者の家族の課題解決のための
情報プラットフォーム
新しい国に挑戦する研究者と家族が直面する語学、医療、ビザ、外国での生活(全般)など様々な問題に対して、実体験に基づく解決策や実際に役立った国別・課題別リンク集をご紹介します。
ケイロンが支援したい
こんな研究者の家族
母の助けもあってシングルマザーながらようやく博士号を取得。教授からシンガポールへの留学を勧められた。今後も研究者として頑張りたい。フェローシップも必ずとる!でも、初めての海外で一人で子供の世話は大変。母もそう何度も来てくれないだろうし…
ノーベル化学賞を輩出したストラスブール大学への留学を目指す研究者。パートナー、及びパートナーの子どもと現在3人暮らしだが、留学の帯同には配偶者でないと複雑な手続きが多く、子どもも受験を控えていて…
がん研究者 (34歳)
配偶者: 看護師休職中 (36歳)
留学先での出産
免疫学研究者 (33歳)
母 (60歳)、息子 (2歳)と3人暮らし
シングルマザーの挑戦
化学研究者 (31歳)
パートナー: IT企業 (31歳)
パートナーの子と3人暮らし
配偶者ではないパートナー
との留学手続き
夫がNYがんセンターへの留学をひかえている中、妊活のため休職中だった妻の妊娠が判明。慣れない海外生活での出産・子育てのことも病院のことも全然わからない。その後の産休・産休明けのキャリアパスも悩ましい。一緒についていく?単身赴任?それとも留学あきらめる??
研究者の家族が
抱える問題
実態調査
研究者の大半が非正規雇用のため、その家族を含めライフイベントの様々な場面において多くの問題に直面します。
産休や育児休業、研究者自身のキャリアの見通しや子供の教育。海外留学の場合には、さらに生活に関する情報の不足や言語の壁、配偶者のキャリアの問題などが加わります。
ケイロンは下記の要領で、「研究者の家族が抱える問題」を明らかにするための実態調査を2020年に実施し、アンケート参加者231件から回答が得られました。
留学中・経験ありの研究者およびそのご家族から、該当する117件の回答を解析した結果、
・最も多くの方から課題として挙げられたのは、留学・赴任に関する費用が十分でない or 柔軟で なく家族のための配慮がなされていない、で62%。次いで、50%の方から家族のキャリアパス (配 偶者が仕事をやめなければならなかった, ビザの種類によって働くことができなかった) についての問題が挙げられましたた。
・また, 研究者の留学・赴任に家族を帯同しなかったケースについて別途、 理由をお伺いしたところ (有効回答28件)、実に3/4 (21件) の方が配偶者のキャリアパスを原因として挙げていらっしゃいました。
・その他, 4割以上の方が, 留学関連、現地関連、健康・医療関連情報が十分でなかったり、まとまっていない問題を挙げていましたた。また, お子さんがいらっしゃらない方も含まれる全回答のうち3 割以上が, 出産・育児、子供の教育に関する問題を抱えていたことがわかりました。